コケサンゴを刈り込んでも良いのでしょうか?

コケサンゴの茎がだんだん伸びてきて、散発前の頭みたいになって実が見えなくなってしまいました。
状態はとっても良好ですが、伸びた茎と葉っぱを丸く剪定してもいいのでしょうか?

刈り込んでも構いません

コケサンゴの茎が伸びる現象は、日の光が足りないか、肥料が少し強い時に起きます。
対処としましては、おっしゃる通り剪定して下さい。
少し面倒ですが、伸びている茎を1本1本切るのが良いでしょう。
ただ暑い時期、剪定後は涼しい所に置き、株の表面だけは出来るだけ乾燥させるようにしてください。
とはいえ、梅雨時はなかなか難しいと思いますが…

付け加えるなら、表面は乾燥させても用土はしめった状態にして下さい。
コケサンゴは水切れにとても弱い植物です。
コケサンゴを枯らす原因の1番が水切れであるようです。
コケサンゴのページにもありますが、水切れの後に従来と同じように水を与えることにより、
痛んだ根に必要以上の水分を与えることが枯れる原因であると思われます。

コケサンゴが黒くなってしまいました

買ってきて間もなく半分くらい黒く枯れてしまいました。
今後の対処はどうすればよいのでしょうか?

水を控えめに管理して下さい

コケサンゴの葉が黒くなるのは、実は一番多い症状であると思われます。
原因ですが、多分水切れでしょう。
コケサンゴは水切れにとても弱く、萎れるとすぐに根が傷んでしまいます。

対処方法ですが、水を控えめに管理してください。
矛盾しているように思われるかもしれませんが、理由はこうです。
水切れによって根が傷み、葉も半分くらい枯れてしまったようですから、
今までと同じように水を与えると、株に対しての水の量が多くなってしまいます。
そうすると今度は過湿(水が多すぎる状態)になってしまい、枯れた黒い部分やその下の枯れた根が腐り始めます。
最後には全てが腐って枯れてしまうかもしれません。
半分の葉が黒く枯れたのであれば、与える水も今までの半分くらいにするのが良いと思われます。
そうやって徐々に痛んだ株を元気にさせると、新しい芽が出てきます。
手間があれば、黒い枯れた葉を取り除くと、回復もより早いでしょう。

コケサンゴは暑さにあまり強くありませんので、暑い時期の回復は難しいかもしれません