旬のページ 2006年7月

7月1日(土)

進路

7月になりました。

7月だからといって、何かが変わるわけではないのですが…

経理が下期になることくらいでしょうか?


小関園芸のお話です。

世の中”勝ち組”、”負け組”と言われています。
勝とうが負けようがどうでもよいのですが、小関園芸として利益を上げていかなければなりません。

小関園芸は小さな生産者です。

小さなものが大手さんにどうやって挑むか…

マニアック化する!


漠然としていましたが、ここにきて”後に引けない”状況になってきました。


オリジナルの品種を作る。

人がやらないような仕立てで作る。

お客さまの細かい要望に応えた商品を作る。




2〜3年前までは、何となく”マニアック”でした。

自分でも作っている商品が”ちょっとマニアック”だと思っていました。



現在。

自他認める”マニアック”になりつつあります。

+”天の邪鬼”な正確も働いてしまいます。


例えば新しくおもしろい植物を見つけたとします。

生産に入るため情報を集めます。 どうやって作る? 特性は? 売れるのか? 既に売られているか?

もしここで「どっかでいっぱい作ってるよ!」 という情報が入ったら…

すぐに手を引きます。


しかも最近、色んな人から”マニアック化依頼”が来ます。

「こんな植物あるけど、小関園芸で作ってみない?」

といった感じ。

どんな植物か分からず、でもとりあえずすぐに「Yes!」 です。



”進路”が決まってきました。

多分これが小関園芸の進むべき道なのでしょう。


新しい事を始めるのはリスクが伴います。

で、ちょこっとだけ作って、単価もそこそこにしてしまうのであまり儲かりません。
(”ぼったくり”だけはしたくないので)

何故やるか?

「楽しく仕事がしたい!」 からです。


どうせ仕事するなら、楽しくやらないと。

儲けは”次のマニアックへの準備資金”と、あとちょっとあれば十分です。

そんなこんなで、また一段と楽しくなってきました。

おもしろい話が色々あるのですが、残念ながらネットでは書けません。

そんな事が多くなってきました。



これはあくまで”進路”のお話です。

”コンセプト”は見た目だけにとらわれず、お客様の所で長く楽しんで頂ける商品を作る!

です。 これはずっと変わりません。


両方完璧に出来たら、すごいことです。

どうやら先は長いようです。


7月4日(火)

マニアック化-歩み

このところ更新が出来てません。
色々ありまして…


今日も”マニアック化”の話です。 続編になります。


マニアック化の歩みということで、現在に至るまでです。



10年前の小関園芸、普通の生産者でした。

その頃の生産商品:
シクラメン(現役)
アザレア
アメリカンブルー(現在はブルーコーラル)
ゴールドクレスト(現在はマニアック化)
フユサンゴ ビッグボーイ(現在はマニアック化)
他少量、作ったり作らなかったり

です。

品種も仕立ても普通で、市場評価も普通でした。
その頃は花業界が好景気で、ガーデニングブームもあり、普通に作ってもよく売れていました。

10年前。その頃世間はバブルが崩壊し、不況に入っていました。

花業界はそれでも景気を維持していました。


が、

約6年前、とうとう花業界も不況に入りました。 現在まで続く長いトンネルです。

普通に作っていた商品が売れなくなってきました。

単価が坂道を転がり落ちるように下がっていきます。


「これはまずい!」


と思い、色々考えました。

その頃たまたま、生産していたアメリカンブルーに変わった枝を見つけました。
これが”ブルーコーラル”になりました。
ちょうどアメリカンブルーも単価が下がっていましたので、思い切って”ブルーコーラル”に切り替えました。

何とか持ち直しました。


他の商品もやばくなってきました。

そこで思いついたのが、”何でもスタンド大作戦!!”です。

”スタンド”とは”スタンド仕立て”の事で、一般的には植物の背を高く育て、下の方の葉を落とした仕立てです。


色んな商品で試験しました。

シクラメンは無理ですが、アザレア、フユサンゴもやりました。(この2つは失敗しました)

で、生き残ったのが
”ゴールドクレスト スタンド仕立て” と、
”ヒメヒイラギ スタンド仕立て”
です。

ゴールドクレストはすでに世の中に出回っていましたが、時間をかけてきれいに”○”にする人は少なく、
きれいに商品化されたものは売れました。

ヒメヒイラギは、作る人がほとんどいません。
ただでさえさわると”痛い”ヒメヒイラギ。 さらに手を加えようとする人は”物好き”です。

その”物好き”作業をしたおかげで、売れました。

@痛い A作るのに2〜3年かかる
という理由で、追従する人はあまり現れません。



ブルーコーラルという新品種、ヒイラギのスタンド仕立てという2つの”マニアック化”をきっかけに、

次々とマニアックな商品が出てきました。


新品種は4種類。

変わった仕立ては数種類。

その他、人が作らない、作りたがらない(敬遠する)ものをあえて選ぶようになりました。


そして現在に至ります。


小関園芸の生産商品を見てみると、普通の植物はシクラメンだけになりました。
(シクラメンも一部マニアックなのですが…)



最初は”苦肉の策”だったマニアック化、今は小関園芸の主流になっているのです。

7月6日(木)

シクラメンの鉢上げ作業終了

6月23日から開始した作業がようやく終了しました。





作業に入る前も精神的にきていましたが、作業中もきてました。

トラブルや色々あり、思うように作業が出来ない日もありましたので…


「何とか今日中に終わらせたい!」と思い、今日はいつもに増して気合いが入りました。

ほっとします。

どんな植物よりも気をつかう”シクラメン”。

鉢上げ作業でもかなり気をつかいました。

これから11月〜12月の出荷に向けて、さらに気をつかわなければなりません。

胃が痛くなる季節です。

7月7日(金)

気のゆるみ

7月7日、七夕です。

七夕の由来を、いつもの”こよみのページ”からお借りします。

現在の七夕は、いくつかの伝説や行事が複合されて出来上がったものです。源流となったものをあげると

 1.織女星と牽牛星の星伝説(中国からの輸入品)
 2.女子の手芸上達を祈る乞巧奠の行事(中国からの輸入品)
 3.祖霊を祭る「棚機つ女(たなばたつめ)」の行事(日本の国産品)

と言われています。


詳しくは”こよみのページ”をご覧下さい。


さて今日の話題に戻ります。

昨日シクラメンの鉢上げ作業が終了したことはお伝えしましたが、気がゆるみました。

終わってホットしたのでしょう、体調がおかしいです。

喉が痛く、咳が出ます。 鼻水もくしゃみも出ます。

何だか体が重く感じます。


そんな中、今日久しぶりに地元で”火事”がありました。 出動です。

夜にはかなりヘロヘロになりました。


”病は気から”とはよくいったもので、「その通り!」です。

早く治したいので、いやいや薬を飲んで寝ます。

7月8日(土)

続く災害

昨日火事があり、出動しましたが、今日も火事があり、出動しました。

夜7時半ころ、サイレンが鳴りました。


今回は”ボヤ”で、幸い大した被害もなく帰ってきました。



続くものです。


今年の1月にも立て続け3回ありました。

その時も”続くものだ”と言ってました。


そして今回、2日連続です。

これまで約6ヶ月、平和な日々だったのに…

恐ろしいけど、実際そうなることが多いようです。

7月9日(日)

真夜中でも仕事…

この仕事をしていますと、天気はとても気になります。

ですから毎日、天気予報はかかさずチェックします。

最近の天気予報、かなり精度は上がってきましたが、それでも外れます。

予報は予報、現実とは違います。



8日(土曜日)の夜、星空でした。
天気予報も”曇り”で、降ってもパラパラくらいと…

安心して寝ました。


午前2時頃、雨の音で目を覚ましました。

「どしゃ降り…」

しかもかなりはげしく、”雷”も鳴っています。


ハウスはかなり開けっ放し。これでは雨が入ってきてしまいます。

仕方ないので起きて、ハウスを閉めに行きます。

真っ暗な雨の中、カサを差しながらハウスを回りました。

カサがあるのですが、全身ずぶぬれです。

大変でした。



こんな事は”たびたび”あります。 これも仕事です。

24時間、365日”ハウスの事”を忘れることが出来ません。


家に帰れば仕事が忘れられるサラリーマンに戻りたい… と思ったこともありました。

が、これも現実。 受け入れるしかないですね…

7月10日(月)

シクラメン 咲き始めました…

このまえ鉢上げしたばかりのシクラメン、

 

あちらこちらで花が咲き始めました。

原因は色々あるのですが、本来咲く時期ではないのは確かです。

花を咲かせると、ムダに栄養分を使ってしまいます。

今は株作りに栄養分を使って欲しいのに…

すべてうまくはいきません。


とはいえこれだけいっぱい咲くと、きれいですね。

7月11日(火)

今どきのキッコウリュウ

蒸し暑い日が続きます。

仕事をしていてもすぐに汗だくになります。
Tシャツは1日に3回着替えます。


今どきのキッコウリュウです。



現在休眠期。 水は与えてません。

イモだけが整然とならんでます。

自分のハウス内ながら、ちょっと異様な光景です…



7年目のキッコウリュウたちです。

よく見てみると、形、大きさや割れ方も様々です。



11年目の1株です。

一番手で、すでに芽が出て伸びてきています。


何度も言いますが、小関園芸にとってキッコウリュウは”趣味”です。

売っても儲けになりません。

何故かって? 5年、10年と育てていて採算が取れるはずがないからです。
普通5年も育てると、何万円と頂かないと割に合いません。


でも毎年楽しませてくれるやつらです。

7月12日(水)

また大阪へ行って来ました!

大阪へ行って来ました。 日帰りです。

今年3回目になります。 どうも今年は大阪と縁があるようです。


8月に大阪の市場で見本市があり、それに出展するための打ち合わせです。



こんな商品を出したりする予定です。

それ以外にも色々あるのですが、今は紹介出来ません。

その時が来たらまた紹介します。



で、仕事が終わった後に夕食を食べに行きました。

大阪ではけっこう有名な所らしいです。



その名も”名物カレー”の自由軒さんです。

何か名物カレーかというと、



最初からご飯とカレーが混ぜてあり、真ん中に卵が乗っているカレーです。
(卵、混ぜてしまってから写真撮りました…)

味についてのコメントはしませんが、なかなかおもしろかったです。


ちなみに”別 カレー”というメニューもあり、それは普通のカレーらしいです。

そんなこんなで、長い1日が終わりました。

7月14日(金)

昼休み

暑いです。

とうとう35℃を越えました。

夜も25℃を下回りません。


こんな時期、小関園芸はちょっと長めの昼休みを取ります。

昼12時〜3時まで休みます。

この時間に仕事をすると、体を壊します。

その変わり、朝は早くに、夕方も暗くなるまで働きます。


家族経営だからなせる事です。

7月15日(土)

ひまわり



キク科 ヒマワリ属(一年草)

和名:ひぐるま、にちりんそう
英名:sunflower
学名:Helianthus annuus
原産地:南米

夏を代表する花です。

まだ梅雨は明けていませんが、真夏のような暑さにもめげず咲いています。

ちょっと変わったひまわりがあります。



最初はこんなんなのですが、



真ん中がありません。

もうひとつ、



インパクトのある色です。

でもこの品種、ひねくれものです。

普通ひまわりは、太陽の方に向かって咲きます。

朝は東、夕方は西…といった具合に。


このひまわり、太陽と反対方向に向いています。曲がったヤツです。


そんな観測を、汗だくになりながらしてました。

7月16日(日)

丸刈り

暑いので、息子の髪を初めて丸刈りにしました。

Before


Play…


After


なかなかおもしろかったです。

7月18日(火)

その買い物、本当に大丈夫?

今日の夜、とある会議である話題が出ました。

これから書く内容は、取り方によってはかなりきわどい事も含まれます。

ここに書く事はあくまで個人的な見解で、一般的な内容と異なる事もあります。
また全ての事が全ての場所で行われているわけではありません。(多分)
そのあたりを理解した上で読んでください。

ご意見等ありましたら、メールにてご連絡下さい。



さて本題です。

話題の舞台は、特に郊外によく見られる”産地の直売所”についてです。
最近、近くに大型の直売所が出来たのが事の発端です。

直売所はその名の通り、主に地元の生産者が、地元で採れた野菜、果物や植物を直接販売する場所です。

通常の販売ルートと違い、生産者-消費者間に様々な業者を挟まないことから、
@値段が安い
A鮮度が良い
B地元なので安心感がある


というメリットがあります。


郊外に行くと、色んな所で見かけるようになりました。


直売所のシステムにより様々ですが、大抵はどんな生産者でも出荷出来ます。

私たち植物作りのプロも出荷しますが、素人の方も出荷出来る所が多いようです。

並んでいる商品は様々ですが、特に野菜、果物が多いみたいです。


採れたての野菜や果物がいっぱい並んでいます。しかも安い!

ついつい買ってしまいます。


でもちょっと待って! その商品本当に大丈夫?


ここで問題になるのが”農薬”についてです。

ご存じかと思いますが、植物を生産するのに農薬は欠かせません。
(無農薬、有機関連の物をのぞいてですが…)

スーパー等に並んでいる野菜や果物、”無農薬”と書いてあるもの以外はほとんど農薬を使用してあります。

”農薬”と聞くと拒否反応を示す方もいらっしゃるかもしれませんが、事実です。

でも安心して下さい。

私たちプロは、指定された農薬を指定された量(回数)以内でしか使用していません。

国が定めた基準値があり、それを越えると罰則があります。
(国ではどれくらいの量なら人体に影響を与えないかといった試験をたくさんしています)

店頭に並んでいる野菜や果物であっても、残留農薬といって、どれくらい農薬が残っているかを
抜き打ちで調べるシステムもあります。


しかも、です。 農薬といってもそれほど強烈な農薬は現在日本国内においては使用出来ません。

以前旬のページで取り上げましたが、蚊取り用スプレーの方がどれだけ強烈か…
(2005年8月10日の旬のページを参照!)


が、問題は”素人さんの作る野菜や果物”です。

あらかじめ誤解のないように書きますが、全ての素人さんがそうではありません。


私たちプロは、農薬の規定であったり、日頃から勉強しています。

農薬がどんな影響を及ぼすか、基準値はどれくらいか、法律がどうなった、罰則はどうだ、等…


素人さんは… 全ての方が勉強しているとは思えません。

最近はホームセンターでも農薬を簡単に買うことが出来ます。

もちろんその農薬には”使用基準”や注意書きが記載されていますが、従うかどうかは個々の判断です。


・買った農薬を適当に散布します。

・普通農薬は水に薄めて散布しますが、その濃度も決められています。 守られているのか?

・農薬散布の回数も決められています。 守られているのか?

・登録のある植物、無い植物もあります。 となりに別の野菜が植えてあります。 一緒に散布してしまったのでは?

とにかく、害虫や病気が付かないように育てるかもしれません。

そんな野菜が直売所に並べられているかもしれません。


もちろん一般の方でも、農薬を規定外で使ったら罰せられます。
でも小さな規模でやってますので、取り締まることが出来ないのが現実だと思います。



私は直売所でなるべく野菜や果物を買わないようにしています。

多少高くて鮮度が悪くても、スーパーの野菜や果物の方が安全だと考えるからです。


直売所がダメだとは思いません。 とても良い場所だと思います。

農薬問題をちゃんとクリアしている直売所もあると思います。


よく分からない事が一番不安なのです!!


もうちょっときわどい事を言うと、そんな素人さんのせいで、私たちプロまでとばっちりを受けてしまう事です。

せっかく私たちが守っているのに、少数の守らない人のせいで全てがダメになる例はいっぱいあります。


素人さんはあくまで”趣味”の世界ですから、問題があれば止めれば済む話です。

私たちプロはそれでメシを食っています。 問題があると大変です。ヘタすりゃ廃業です。



世の中全てが正しい事ばかりではありません。

直売所にも安全な物もありますし、逆に、もしかしたらスーパー等にも安全でない物も並んでいるかもしれません。


私たち生産者や、流通、小売りをする者がすべきことは、
・当然安全な物を作り、提供する。
・その商品を「これは、こうこうこんなで安全です」と消費者に知らせる。


事だと思います。


もしあなたが”消費者”として直売所を訪れたとき、その直売所の店員さんか係りの人に聞いてみてください。

「この商品は本当に安全ですか?」

と。

7月19日(水)

大雨にご注意!

雨、いっぱい降りました。

各地で災害がおきているというニュースを聞きました。

私も人ごとでなかった今回の大雨です。


小関園芸のある所は、大雨に関しては被害をほとんど受けない地域です。

まず近くに川がない。
岐阜県を流れる木曽川、長良川の分水嶺(水がどちらにも流れる所)に近いからです。

裏山など山がない。


ということで、ハウスの雨漏り、植物が病気になりやすい事以外は問題になりません。


が、消防団員としては関係あります。

小関園芸のある坂祝町自体は木曽川に接しています。

今回木曽川の水位がかなり上がってきました。



ちょっと字が小さいですが、木曽川の水位を10分間隔で知らせてくれるサイトです。

”危険水位”と呼ばれる所までいく頃に出動です。 10mです。

午前10時頃、9mくらいまでいきました。

坂祝町の広報(外で鳴る放送。田舎に多い)でも警戒呼びかけがありました。


何故出動かというと、

”国道閉鎖”及び”水門の閉鎖”をするからです。

毎年訓練はやってます。(訓練のページ 9月3日を参照→

これをする可能性がありました。


結局は水位が下がって、やりませんでした。

一安心。


でも南下した梅雨前線が、明日また戻ってきます。

一難去ってまた一難… にならないように祈ります。

7月21日(金)

秋に向けて

春〜初夏の出荷はほとんど終了しました。

春は毎日色々な商品を出荷していましたが、
今はほんの少し。

特にこの時期、暑くて植物が売れなくなってくるので、出荷もあまりしないように計画しています。


小関園芸の今の仕事は、秋に向けての作業です。


・ヒペリカム ゴールドフォーム、ヒペリカム トリカラー等植え込み。

・ヒメヒイラギ、ゴールドクレスト(スタンド)の刈り込みや広げ。

・シクラメンを広げる準備。(こちらは冬用)


この作業が終わると、次は来年春、また来年秋の準備に入っていきます。

・ブルーコーラル、チェルシーの挿し木(2007年春用)

・コケサンゴの植え込み(2007年春用)

・ゴールドスワンの挿し木(2007年初夏用)

・サンユウカの植え込み(2007年初夏用、すでに挿し木はしてあります)

・ヒイラギ各種の挿し木(2007年秋用)


小関園芸の商品には、出荷まで1年、2年かかるものもあります。

早くに準備しておかないと間に合いません。

準備しておいても、途中で枯れてしまうかもしれません。リスクが高くなります。

それを作りこなすのが”プロ”です。

さらに高い品質を、さらにお客様に喜んでもらえるよう、日々努力です。

7月22日(土)

久しぶりの太陽

久しぶりに晴れました。

毎日付けている日記を見てみると、ちょうど1週間ぶりになります。

さすがに暑かったのですが、でも暑くて汗だくになっても気分が良いです。



雨が続くと植物は乾きません。 = 水をやならくて良いのです。

ずっと水をやっていないので、いきなり太陽が出ると…

 

植物たちがしおれてきます。 ギャップが激しいから特にそうなります。


ずっと空気に水分がいっぱいあるので、植物はそれほど水を求めない体になります。(湿度↑高)

ところがいきなり空気中の水分が無くなります。(湿度↓低)

今までのリズムと違うので、植物がびっくりします。で、しおれたようになります。


これは水をやるとすぐに復活します。


また明日から雨になるようです。

この先しばらく雨が続くと天気予報は言ってました…


湿度が高い日が続くと、病気が発生しやすくなります。

晴れてばかりも困りますが、雨ばかりも考えものです。

3日晴れて1日雨。 そんな天気だと良いのですが、ありえませんね…

7月24日(月)

ハツユキカズラ

秋の準備。 ハツユキカズラの苗をポットに植えました。



約1ヶ月後に刈り込みを行います。

出荷は約2ヶ月後になりそうです。



良い色が出ています。


寄せ植えに人気のハツユキカズラ、小関園芸でも7年くらい生産しています。

思ったようにきれいなピンク色が出ないため、ホームページでも問い合わせが多いです。


実は今まで、秋出荷をほとんどしたことがありません。

2回くらい失敗もしています。(少量生産でしたが)

なかなかうまくいかない植物です。


この”色”を2ヶ月後に出したいものです…

7月25日(火)

雑草も育ちます

晴れました!



まだらしいですが、梅雨明けしたかのような天気です。

ずっと雨が降っていたので…



雑草も育ちます。

ずっと草刈り出来なかったので、よく伸びています。



マシーンの登場です。



草刈り開始です。



半分。



終了です。

夏の仕事です。 1ヶ月に1回はしないと育ってしまいます。


このすぐ横にはハウスがあります。

雑草は、害虫のたまり場になります。

雑草を育ててしまうと、害虫も育てることになり、商品にも被害が出ます。

草刈りは、なるべく農薬を使わない、ひとつの”防除策”です。


かといって”除草剤”も使いたくありません。

こんな土手は、除草剤を使ってしまうと崩れてしまいます。

雑草の”根”が土手を守っているのです。


だから草刈りです。

7月26日(水)

プール

夏本番! の陽気です。

日差しが強く、外にいると焦げてしまいそう…


こんな日は”プール”です。



毎年、小関園芸の庭にビニールのプールを設置します。

子供達の遊び場です。

気持ちよさそうです。

7月28日(金)

ヒペリカム トリカラー

秋出荷の”ヒペリカム トリカラー”が大きくなってきました。

このトリカラー、白やピンクの斑が入った葉がきれいなのが特徴です。


が、状態によってピンク色が出ないことがあります。



生産現場です。

真ん中の2つの棚がトリカラーです。

○の所が色が白っぽく、他の所はピンク色が出ています。


実はこの白っぽい所、肥料がかなり効いている場所です。

逆にピンク色の所は肥料を与えていません。


生育させるためには肥料が必要ですが、多すぎるのも問題ということになります。

あと外にあれば、肥料が効いていてもピンク色になります。


小関園芸のコンセプト”見た目だけにとらわれず…”とありますが、
時と場合によっては見た目も良くないといけないことがあります。

お花屋さんでお客様が、「きれいな植物!」と思って、手に取っていただかないと、
トリカラーの本当の良さは分かってもらえないと思います。


色んな事を考えながら売っていかなければなりません。

7月29日(土)

花火大会

今年の夏も花火大会に行きました。

昨年も旬のページでやりましたが、小関園芸のある坂祝町の花火大会に
警備として行きました。



今年は一番端っこです。

危険区域へ一般の人が入らないように警備します。

端っこなので、花火も遠かったです。



でも高いところの花火は見えました。



この坂祝町、人口はたったの8800人くらいです。

そんな小さな町が、5000発以上の花火を上げます。

色んな雑誌やWeb上で、穴場として注目されているようで、人がいっぱい来ていました。
(かなり混雑してました)



個々最近、毎年のようにかなり近くで花火を見ることが出来ます。
そこで少し調べてみました。

・「さかほぎ祭り2006」爆裂大花火
 打上数:5000発  来場予定者数:1万人
 一発当たり2人

・第50回全国選抜長良川中日花火大会(今日開催されました)
 打上数:30000発  来場予定者数:40万人
 一発当たり13.3人

・第29回隅田川花火大会(こちらも今日開催されたと思います)
 打上数:20000発  来場予定者数:90万人
 一発当たり45人


花火1発の大きさや種類はもちろん違うと思います。

が、人口密度はかなり低い。

ちょっと探せば、良いポイントがかなりあります。

確かに穴場かもしれません。


以前はよく、長良川の花火を見に行っていました。
帰りは大渋滞で、普通40分で行ける場所から4時間かけて帰ってきたこともありました。

ここ数年、他の所へ花火を見に行ったことがありません。

穴場で見る方が良いですから。


ただ警備中でなく、一般客としてゆっくり見たいな… などと思います。

7月31日(月)

シクラメンを広げ始めました

7月も終わりです。

梅雨明け宣言直後から涼しい日になりました。


そんな中、シクラメンを広げる作業を始めました。



以前書いたように、こんな風にケースに入れて並べてあります。

鉢同士の間はあまりありません。



シクラメンが成長してきたので、大きくなった葉っぱがとなりに行き始めました。

このまま放っておくと大変です。 広げます。



すぐに全部広げられません。

とりあえずケースのまま少し広げます。




ミニシクラメンから広げ作業開始です。

約1週間かけて、少しずつ広げていきます。

 終わったらまた報告します。

(載せて欲しくない時はそのように書いてください)


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