ヘーベ Red

ヘーベ
Red
耐寒性 常緑低木
科名 ゴマノハグサ科
属名 ヘーベ属
学名 Hebe
英名
花色
原産地 園芸品種
出荷形態

ポット苗-3号

耐寒性耐暑性耐陰性耐乾性病気害虫
強い
弱い
強い
普通
強い
普通

特徴

寒くなると赤(ピンク)色に紅葉する葉っぱがきれい へーべ(Red)
へーべ属の本品種は、他のへーべに比べ寒さに強いのが特徴です。
最低気温が0℃ぐらいになると、

このように紅葉(実際は紅葉ではありませんが)して、とてもきれいです。
彩りの少ない冬には貴重な寄せ植え材料になります。

ただ、少しでも暖かくなると…

このように葉っぱの色が普通の斑入りに戻ってしまいます。
(再度寒くしてあげると、また赤(ピンク)になります)

-10℃ぐらいなら戸外で育てられますので、
春に植えて、そのまま元気に育てば、
戸外でずっと楽しむことが出来ます。

ただし、こちらは他のへーべと同じなのですが、
夏の高温多湿に特に弱いです。

別に生産していますへーべ(Green)より更に弱く、
蒸れたりすれば、高確率で枯れてしまいます。

特に夏越しは、出来るだけ涼しく風通しの良い場所で管理しましょう!

出荷について

3号ポット苗で出荷しています

育て方のポイント

へーべ(Red)を育てる上で必ず守ってください!!
へーべ(Red)は、夏にとても弱い植物です。
生産をしていても、夏場によく枯れることがあります。
数年前にはほぼ全滅したこともあります。
特に根がしっかり生えていなく、出荷株に比べて若いものは、枯れる可能性が高いです。

ここ数年でつかんだ事は、
”夏は何もしない”です。

6月~10月までは、
刈り込みをしない!
肥料は与えない!
植え替えもしない!

ことが重要です。
もちろん水をあげないと枯れてしまいますので、
水やりだけはおこなってください。

あとは下記に注意していただき、管理すると、
何とか夏を越すことが出来るでしょう。

へーべ(Red)だけ鉢に植えてある場合は、涼しい場所への移動も出来ますし、
水やりをへーべ(Red)に合わせてすることが出来ます。

寄せ植えなど他の植物、特に一年草のようによく乾くものと同じ鉢に植えた際
すぐに水を欲しがる植物に合わせて水を与えると、
へーべ(Red)にとっては与えすぎになることもありますので注意が必要です。

へーべ(Red)に水をかけないよう注意してください。(特に夏~秋)
寄せて植える時にあまり水を欲しがらない植物と一緒に植えるのも
手段のひとつでしょう…

日なたから半日かげの風通しの良い場所に置いて下さい
へーべ(Red)は、日なたから半日かげの色んな場所に置くかことが出来ます。
耐陰性はわりとあります。
真夏は必ず半日かげか日かげに移動することをお勧めします。
一年を通して、風通しの良い場所ですぐに葉っぱが乾く環境に心がけましょう!


寒さには耐えますが…
生育適温は10℃~20℃くらいでしょう。
-10℃~35℃くらいまでは耐えました。
冬の時期は戸外に置きっぱなしで大丈夫です!
(室内からいきなり寒い所に出すことは避けてください)
夏の時期は、なるべく30℃以下になるようにしてください。

よく乾いてから水を与えて下さい
用土が乾いてから水を与えるようにしてください。
冬はあまり乾きませんので、水やりは少な目で大丈夫です。
夏はよく乾きますが、水をこまめに与えすぎると多湿になり、
蒸れて枯れることがあります。
晴れた日の早朝~午前中に、用土が乾いていることを確認して、
たっぷりと与えるようにしてください。


大きい鉢に植える時は水はけの良い土を選ぶ
植え替えるときは、特に水はけの良い土を選びましょう。
根の生育を良くすることが、うまく育てるコツです。
適期は秋です。暑さを感じなくなった頃に植え替えをしてください。


肥料の与えかた
6月~10月は、水やり以外”何もしない”ため、
肥料もこの時期には与えません。
10月の暑さを感じなくなった頃、植え替えと調整しながら1回だけ、
市販の化成肥料を与えてください。
冬は与える必要はありません。


刈り込みも秋のみ、春はガマン
春~夏に枝が伸びてしまっても、刈り込みしてはいけません。
よほど涼しい所でない限り、枯れてしまいます。
植え替え、肥料と同じく、暑さを感じなくなる頃
伸びすぎてしまった枝を半分くらいを目安に刈り込みを行ってください。

特に6月に入ってからの刈り込みは絶対にしないでください。


病気や害虫に対して
病気に関しては、特に弱いものはありませんが、
葉っぱが濡れている時には、炭疽病になることがあります。(特に9月頃)

害虫については、アブラムシが付くことがあります。
他の植物と一緒に害虫防除をしてください。