エボルブルス サマースノー
科名 | ヒルガオ科 |
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属名 | エボルブルス属 |
学名 | Evolvulus pilosusu 'SummerSnow ' |
英名 | SummerSnow |
花色 | 白 |
原産地 | 小関園芸オリジナル品種 |
出荷形態 |
ポット苗-3号(5月~6月メイン 在庫次第で7、8月も) |
耐寒性 | 耐暑性 | 耐陰性 | 耐乾性 | 病気 | 害虫 |
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弱い
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強い
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普通
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強い
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強い
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普通
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特徴
「サマースノー」は「アメリカンブルー」の仲間です。
白花品種「アメリカンホワイト」の枝変わりを、約3年かけて固定させた新品種です。
2019年までは「コットンキャンディ」の名前でした。
2020年より「サマースノー」に名称変更しました。
サマースノーの特徴は、大きく3つあります。(アメリカンホワイトと比較)
1.立ち性で、株張りがとても良い。
茎は細く直立性があり、葉も細く短い。
また基部からの分枝が多いので、枝数が非常に多い。(約3倍)
2.花数が多い
枝数が多いということは、花が一枝に数個付くので、花の数も多くなる。(約3倍)
3.植え替えたときの生育が非常に旺盛
ここが一番のポイントです。
枝数が多いので、植え替えたときも株張りが良くなるのは当然ですが、
生育のスピードが非常に早くなりました。
アメリカンホワイトはほふく性で、枝が伸びやすい性質があります。
しかも分枝性があまりよくないので、株張り良く花を多く付けるには
何度も刈り込まなくてはいけません。
昨年まで生産していたアメリカンホワイトは、株張りを良くするために
出荷までに4~5回の刈り込みを行っていました。
しかしこのサマースノーは、数回の刈り込みで株ができます。
花の数もとても多くなりました。
お買い上げのポット苗はほぼメンテナンスフリーになっていますので、
このサマースノーをプランター、大きい鉢などに植えれば、夏中いっぱいの花を楽しめるでしょう。
出荷について
「サマースノー」は寒さに弱い植物です。
霜の当たるような場所では枯れてしまいます。
ですが以前、アメリカンブルーが3月終わり頃からお店に並んでいることがありました。
目新しさがあるため、高値で取引きされたのでしょうが、3月ではお店で枯れてしまうでしょう。
お店で枯れないにしても、お客様がお買い上げ頂いて植え込みしても枯れてしまいます。
そうすると、”アメリカンブルーはすぐ枯れてしまう植物だ”という悪いイメージが付いてしまいます。
最近はあまりなくなったようですが、季節を考えない出荷があります。
サマースノーはそんな事のないよう、4月末頃を解禁日としています。
この時期でもまだ寒い地域には、さらに遅くに出荷しています。
育て方のポイント
日の光をいっぱいあびて開花します
「サマースノー」は夏の花です。開花には気温と何といっても日の光が必要です。
最低気温が15℃以上あれば、日の光が十分あたる戸外に置きましょう。
日かげや雨の日が何日も続くときは、花の数が少なくなります。
秋も深まり最低気温が15℃を下回る頃、刈り込んでから室内に戻して下さい。
冬でも室温が十分あり、南向きの日のよくあたる場所なら、夏ほどとはいきませんが、少しは花が楽しめます。
毎日水を与えないで!
「サマースノー」は水切れに強い植物です。うっかり水やりを忘れてしおれかけても、水をたっぷり与えれば元に戻ります。(限度はありますが)
水を与えすぎて、土がいつも湿った状態では、根ぐされはおこしませんが株の成長が遅くなり、花付きがとても悪くなります。
「サマースノー」は渇き気味で育ててください。
これくらいしおれるまでがまんして、それから水を与えるようにして下さい。
そうすれば花つきも良く、成長も旺盛になります。
プランターや大きい鉢に植える時は
ポット苗はすぐに植えることができます。
植え替えるときは水はけの良い土を選びましょう。
「サマースノー」の根は強いので、土の種類を特に選びません。
植え替えるときのポイントは、少し深く植えることです。
そうすればもっと多くの枝が出て、花も多く楽しめるでしょう。
肥料の与えかた
お買い上げ後2ヶ月くらいは肥料を与える必要はありません。
2ヶ月を過ぎて、刈り込みを行う頃から、市販の化成肥料を月に1回ほど与えて下さい。
株の成長が旺盛ですから、大きくなるにしたがって肥料も多くして下さい。
肥料の種類、量に関しては、メールでのお問い合わせ又は園芸店等でお問い合わせください。
草丈15cmを目安に刈り込みを
株のボリュームを出したり花をいっぱい楽しむには、刈り込みを行います。
目安は草丈が15cmくらいの時です。
剪定用のハサミで半分くらいの長さまで刈り込みましょう。
その時、伸びていない枝を切るかどうかがポイントとなります。
刈り込みを行ってから約2週間は、その枝に花は付きません。
伸びていない枝の先端を切ってしまうと、2週間くらいはほとんど花がつきません。
ですが2週間後には、ドーム状のきれいな形になり、花もいっぱい咲くでしょう。
反対に伸びていない枝を残すと、花は続けて楽しめます。
ですがその枝の成長が早くなって、2週間後の株は少しばらついた感じになるでしょう。
どちらが良いかは、飾りかたによりますので、お好みの方法を選んでください。
冬場のお手入れ
何度も言うようですが、最低温度を15℃以上で管理して下さい。
成長は少しはしますが、とてもゆっくりです。
水は少なめに与えて下さい。
肥料も特に与えなくてもよいでしょう。
南向きの日の光が十分当たる場所なら、多少花は付きますが、多くは望めないでしょう。
あたたかくなるまでガマンの管理をして下さい。
春になり、戸外の最低気温が13℃をこえるようになったら、刈り込んで外に出しましょう。
はじめのうちは少し葉が痛みますが、すぐに元気になるでしょう。