ヒペリカム トリカラー

ヒペリカム
トリカラー
耐寒性 常緑低木
科名 オトギリソウ科
属名 ヒペリカム属
学名 Hypericum ×moserianum ’Tricolor’
英名 St. John’s wort
花色 黄色
原産地 園芸交配種
出荷形態

ポット苗-3号
まれに2.5号ロングポット、見本鉢-5号

耐寒性耐暑性耐陰性耐乾性病気害虫
強い
普通
普通
普通
強い
普通

特徴

白とピンクの斑がきれいなヒペリカムの園芸交配種です

日本には以前に輸入されたようですが、植木の業界で主に使用されていただけで、
園芸の分野ではまだあまり知られていない植物です。
欧米では人気のある品種で、グランドカバーとして多く使われているようです。

耐寒性のある常緑低木で、30~50cmくらいまで伸びます。

半ほふく性で、高さは20cmくらいまでにしかなりません。

地植えの場合、7月~10月にかけて黄色い直径約2cmの花を付けます。

在来種”キンシバイ”の花によく似ています。

性質は非常に強健で、用土も特に選びませんので、色々な用途に使用出来ます。

色の変化

出荷について

ヒペリカム トリカラーは春だけ出荷します
秋向け苗づくりのとき、暑さで生育が悪くなるためです
(根がしっかりとして大きくなった株の場合は大丈夫です)


在庫次第で他の時期も出荷していますが
初夏以降は在庫切れで出荷できないこともあります

ご用命の際は、お早めに予約いただけますと確実です

育て方のポイント

日なたか半日かげの場所を好みます

’ヒペリカム トリカラー’は、日なたか半日陰の場所に置くか植えてください。
特に日なたの場所を好みます。
真夏の日差しで多少葉焼けしますが、他の斑入り植物ほど弱くはありません。
日光があまり当たらないと、初夏の花付きが悪くなります。

寒さ暑さにも耐えます

小関園芸の庭での試験では、最低気温は-8℃、最高気温は37℃の環境でも耐えました。
ただし耐えただけで、極限の間は元気に生育していたわけではありません。
生育適温は5℃~25℃くらいでしょう。
また冬の寒い時期は葉が痛んだりして、ちょっと見栄えは悪くなりますが、
春になれば新しいきれいな芽が出てきます。

水は十分に 室内の場合は湿度に気をつけて

土が乾いたら水は十分に与えてください。
ヒペリカムは水が切れてくるとすぐにしおれ状態になります。これが長い間続くと、葉が痛んだり、枯れたりします。
なるべくしおれさせないようにしてください。
特にトリカラーは、水が切れると

このように葉っぱが茶色くなり、枯れ落ちます

ひどくなると、茎自体も枯れていきます

風通しが悪かったり、水切れが激しいときには
このように株の真ん中の古い葉っぱが枯れ落ちることもあります

水やりや湿度の管理には気をつけてください

プランターや大きい鉢に植えるときは

ポット苗はすぐに植えることができます。
植え替えるときは水はけの良い土を選びましょう。

肥料の与え方

お買い上げ後2ヶ月くらいは肥料を与える必要はありません。
2ヶ月を過ぎて、刈り込みを行う頃から、市販の化成肥料を月に1回ほど与えて下さい。
株の成長が旺盛ですから、大きくなるにしたがって肥料も多くして下さい。
肥料の種類、量に関しては、メールでのお問い合わせ又は
園芸店等でお問い合わせください。

枝が伸びたら適度に刈り込みを

’ヒペリカム トリカラー’の枝はとてもよく伸びます。

放っておくとすぐに、この様に枝が長くなります。
良く伸びた枝は、根本の方から刈り込んでください。
深く刈り込んでも枯れることはありません。

またたまに、斑の戻った青い枝が伸びてくることがあります。

この場合はなるべく根元の方から切り取ってください。

病気や害虫に対して

ヒペリカム トリカラーは病気や害虫にわりと強い植物です。
庭に植えておいても、とくに目立った害は受けません。
ですがまれに、

害虫に食べられる事もあります。
トリカラーは害虫が特に好む植物ではなく、他の植物に寄せられて来た害虫が、
たまたまとなりのトリカラーに付くパターンが多いようです。

普段から、病気や害虫に注意して下さい。