旬のページ 2005年11月

11月1日(火)

冬支度

寒くなってきました。 ようやく。

今朝の最低気温、小関園芸調べで4.1℃でした。 初霜です。
外に置いてある”ヒメヒイラギ”がちょっとやばかったです。
新芽が霜にやられてしまう事があるのです。


寒くなってきたので、冬支度を始めました。
暖房シーズンです。

今年は原油高から、暖房機の燃料”重油”の値段も去年の1.5倍くらいになっています。

なるべく熱をもらさないよう、ハウスをビニールで覆います。

今日はその一つを。



ハウスの横側を中から見た写真です。

横のビニールは下りていますが、1枚です。

実は上の所に、内張りビニールが巻いてあるのです。



ヒモをほどきます。



完了です。

このビニールは2重構造になっていて、普通のものよりしっかり断熱します。
(普通のものより値段も高いのですが)


そして夜、暖房しました。

寒さに弱い”ブルーコーラル”や”チェルシー”は、昨日のうちにこのハウスに避難させました。


これからもっと色んな冬支度が始まります。

11月4日(金)

光開通!

小関園芸もついに”光”が開通しました。
こんな田舎でも、ようやくきました。


実は2年前くらいに、ほんの100mくらい離れた”県道”までは”光”が来ていました。
近くに大学があるからだと思います。

その頃ネットで探すと、小関園芸はサービスの範囲内でした。
でも申し込みをすると、返ってくる答えはいつも

「お客様の地域は都合により使用出来ません。もうしばらくお待ち下さい」

でした。


それから約2年間、何度も問い合わせしました。





「いつになったら開通するんだー!!」

近所にも光を望む人が数人いました。 みんな待っていました。


一層のこと乗り換えてしまおうかとも思いました。


で、ようやく開通です。

今日工事していきました。

現在は光です。


以前は64メガADSLでした。 光は100メガ。

ちょっと早くなった気がする…

微妙です。

一応、会社の測定サイトでは60メガくらい出ているようです。


ま、こんなもんでしょう。

とりあえず2000円/月くらい余分に払って、満足感に浸るだけでしょうか?


11月5日(土)

ヒメヒイラギの出荷ピークに

ヒメヒイラギの出荷がピークになってきました。

今日は一日中出荷作業をしていました。


痛いです。 さすがは”ヒイラギ”。 あたりまえですが…

分かっていて作っているのですが、でも痛いです。
でももう慣れましたが。

出荷が始まった頃は、本当に痛く感じるのですが、この時期になると、あまり感じません。
私は当然のように、素手で出荷の手入れをします。

※良い子はマネをしないように!


さてその”ヒメヒイラギ”ですが、ショッピングで販売を開始しました。
もう何年も生産していますが、今年が初になります。



こちらは2.5号ポット苗です。
自分で言うのも何ですが、今年は最高のできばえだと思います。

8個入りから販売中。



そしてこちらが、めずらしい”スタンド仕立て”です。

多分その辺のお店には売っていないと思います。


はっきり言って、手間がかかります。

1個1200円で販売中ですが、あまり儲けがありません。
でも、「こんなんあるんだー!」
と言っていただけることを期待して、作っています。

ちなみに”スタンド仕立て”は、5個限定です。 通常の出荷でも注文殺到で、完売状態なのですが、
通販用に5鉢だけ確保しました。 お早めにどうぞ!

ショッピングはこちらからどうぞ。


11月6日(日)

GIFUフラワーショーが開催されました

岐阜県の花のイベント”GIFUフラワーショー”が、5、6日に行われました。
http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/s11444/gfs/

毎年2月に行われるこのイベントですが、今年はこの時期になりました。



場所は岐阜県各務原市にある”河川環境楽園”と呼ばれる所です。
ここは”東海北陸自動車道”のハイウェイオアシスにもなっていて、
安く遊べる、最近注目の場所です。



観覧車の上から見た風景です。
(娘を乗せる約束をしてしまった…)



ここには”アクア・トトぎふ”という、淡水の水族館もあります。
上から見たところです。

何をしに行ったかと言うと、即売の売り子に行きました。



この写真左上にあるテントが、即売会場です。

フラワーショーはいつも、”見せる(魅せる)”と”売る”をします。



日曜日は途中から、あいにくの雨になりました。
それでもお客様がけっこう来ていました。

小関園芸は”スギゴケ”を販売用として出しました。
5ケースだけですが、完売しました。

ありがとうございました。



真ん中には川が流れ、川の中には”コイ”など魚が泳いでいます。

とっても良い雰囲気です。



こちらはハンギングバスケットのコンテストがあり、その出展作品のひとつです。
(いつもお世話になっている Hさんの作品です)

ヒペリカム ゴールドフォームがきれいに紅葉しています。

その他にも、単品での”品評会”も行われました。
小関園芸からは、



ヒペリカム ゴールドフォーム 5号と



ヒメヒイラギ スタンド 5号鉢の2点を出展しました。

結果は、 残念ながら賞には入りませんでした。



実はこの会場になったのは、今回が初めてです。
前回までは、ドーム施設で行っていました。

2日目は雨で、天候の影響は受けやすいものの、
雰囲気は良かったと思います。


来年もこの場所で行われるかどうかは分かりませんが、
私たち生産者、植物、そして自然とお客様が触れあう、良い機会だと思います。

続けてほしいものです。


最後に、子守は疲れました。


11月8日(火)

シクラメン研究会-会員内視察に行ってきました

以前登場した”シクラメン研究会”。
小関園芸のある加茂郡、おとなり美濃加茂市、可児市と各務原市、美濃市の
シクラメン生産者が集まる会です。

毎年恒例の”みんなのハウスを見て回ろう”企画です。
今回は7件の生産者を半日で回りました。

近いからこそ出来る企画です。


最初は小関園芸です。
写真はなしです。後日説明付きで紹介します。


次は美濃加茂市”グリーンファーム ヒロ”さんです。



外観です。



今年は花が遅めだそうで、ちょっとまばらです。



こんな感じで視察します。



美濃加茂市の東華苑さんです。
以前も載せて頂きました。



ガーデンシクラメンを生産しています。



寄せ植えです。 以前の”苗物コラボレーション”の寄せ植えもこちらで作ってもらいました。



各務原市の錦園芸さんです。



こちらは花がけっこう早めです。 出荷はまだですが。



ガーデンシクラメンも生産しています。



ニンジンも作っています。あとパンジー、田んぼもあります。
とってもパワフルな生産者さんです。



可児市に行きまして旧テ池農園さんです。
シクラメンの生産は少なくなりましたが、個人で育種もしています。





こちらが育種した、ミニのビクトリア咲き”イヴ”です。



花がこんなに小さいのに、ちゃんと”ビクトリア”っぽく咲いてます。

小関園芸でも種を購入して生産しています。



可児市の高木園芸さんです。 シクラメン研究会の会長です。

すでに出荷が始まっていました。



出荷されるガーデンシクラメンです。



こちらは”ピアス”ですが、実はこの種、小関園芸から買って頂いたものです。



可児市の田上園芸さんです。



こちらも出荷が始まっています。

田上園芸さんでは、植物についてもそうですが、工作、パソコンと別の分野まで
色々お世話になっています。

もうちょっと暗くなってきて、写真が見づらくなってしまいましたが…



こんな風に、いつものメンバーを、和気藹々(あいあい)と回ります。

他に、美濃市の美濃グリーンさん、美濃加茂市のホワイトベアさん、
そして先日行った郡上市の名畑農園さん、花の里さんも会員です。


回った後は反省会をしました。

不思議なのは、シクラメンという植物について、よくもこれだけ話が出来るものだと言うことです。

シクラメン研究会も今回で74回目です。

何か不思議なシクラメン。
魅力はたっぷりあるようです。


11月9日(火)〜10日(水)

長野県へ行ってきました

岐阜花き流通センター組合にある”青年部”の視察で、長野県へ行ってきました。

1泊2日です。


今回は長野県でも、標高800〜1000mくらいにある、様々な生産者を訪ねました。




山がとってもきれいです。

2日間とも天気がとっても良く、最高の視察日和でした。



富士山も見えました。携帯のカメラなので、ちょっと小さいですが…



こんな感じで、生産者さんのハウスを回ります。
こちらは”H&L 長野農場”さんです。



さすがにこの標高。どこにもシクラメンがありました。

またシクラメン視察です。



ちょうど紅葉もとってもきれいでした。 最高!!



2日間”お供”をしてくれた、レンタカーのアルファード号です。



2日間で感じたことは、それぞれの生産者が土地、自分の特徴を生かし、
無理のないスタイルで経営をされている事です。

とても自然で、普通に出来そうなのですが、なかなか出来ない事です。


たまに”外”に出ると、こういった新しい発見が出来ます。
気分も良く、楽しく過ごせました。


長野の生産者の方々、本当にありがとうございました。


11月12日(土)

小関園芸のシクラメンたち

今週は、近所のシクラメン屋さん、長野県のシクラメン屋さん、
それから昨日、三重県のシクラメン屋さんへ行ってきました。

本当に忙しく、シクラメンばっかり見て歩きました。
(もちろん、それ以外の理由もあったのですが…)

おかげでカゼをひいてしまいました。
まだひどくなっていないのですが、これからの事を考えて、医者へ行ってきました。


今日は小関園芸のシクラメンたちです。




ミニシクラメンです。

早くから花が咲き始めたのですが、作業が追いつかず、わざと遅らせています。



でもいくつかは、勝手に咲いてきてしまいます。


花を咲かせるために、色んな事をします。

温度、水、肥料や手入れ。
それぞれの作業を変える事によって、咲く時期、咲き方を微妙にコントロールするのです。


理想は、自分の思った時期に、満開で、株もとにはツボミいっぱいで、
しかも花の高さが揃っていることでしょうか。

さらに究極は、その”ほぼ完璧な状態”を、全てのシクラメンに求める事です。

小関園芸では…  まだ無理です。


やっぱり遅いやつ、葉が少ないやつ、花が伸びてしまうやつ、色々出てきます。


業界では、”ほぼ完璧な状態”のやつを”A品”と言います。

ちょっとだめなやつを”B品”と言います。 もちろんその下の”C品”もあります。


当然同じ管理で、”A品”をいっぱい作りたいものです。
そしてなるべく”B品”や”C品”を作らないようにします。

最近ようやく”A品”率が上がってきました。



こちらは中ぐらいの花の大きさ”中輪系”の”オーロラ” 5号鉢です。

F1品種(第1種交配と言い、株のそろいが良く、花上がりが早い)
なので、ずいぶん花が咲いています。 5号鉢では一番です。



最終の手入れ”葉組み”はまだまだ先です。もうちょっと我慢してもらわなければ。



”ビクトリア”5号です。

次に早いのですが、ちらほらです。



結構古い品種なのですが、根強い人気です。



”ピアス”5号です。
こちらはまだまだです。



寒くならないとピンクにならない、変わった品種です。

今咲いている花は、この後全部抜いてしまう事になりそうです。



現在”ミニシクラメン”の葉組み途中です。

本当は20日前くらいから始めたかったのですが、
他の仕事がいっぱいあって、出来ませんでした。


毎年の事ですが、どたばたしながら出荷に入っていきます。


これからが正念場! 気合いを入れていきたいです。

(カゼひいてる場合じゃないっすね…)


11月13日(日)

七五三

上の娘が3才ということで、七五三に行きました。

その前に、庭の写真を。



ブルーコーラルです。
最低気温は4℃くらいまできてますが、まだ元気です。
当然この後、枯れていきます。



花もかろうじて。
葉先が赤くなっていて、寒さにあった事が分かります。



こちらはチェルシー。 夏場はブルーコーラルと同じようでした。
今はちゃんと違いが分かります。



こちらも花がちらほら。



ヒペリカム ゴールドフォームはとっても元気!
いい色してます。



で、七五三です。
”馬子にも衣装”です。 イベントですね。


11月15日(火)

寒さの訪れ

今週中頃から、かなり寒くなるそうです。
体調管理には気を付けましょう!

寒さの訪れと共に、植物も色んな変化を見せます。


”紅葉”もそのひとつです。



”もみじ”が紅葉しています。

品種は分かりませんが、とっても良い色です。
紅葉狩りをしなくてもいい気分です。


改めて気付いた所は、小関園芸のあるこのへんでも、
鉢植えは紅葉するのに、庭に植えてある”もみじ”は紅葉していません。

まわりに木々があるかないかの違いもありますが、地温の関係もあるのでしょうか?



全体に見ると、こんな感じです。
やっぱり先の方の葉は赤く、奥の方はまだ黄色っぽいです。



”ロウヤガキ”です。
葉は痛んでいますが、実の色がのってきました。

そういえば、先日何年かぶりに、干し柿を作りました。


私が子供の頃は、この時期どこの家にも干し柿が吊してあったものです。
正月の頃、おやつは決まって干し柿でした。

ここ数年やってなかったのですが、久しぶりです。



ヒペリカムの色は最高になってきました。


普通”紅葉”というと、葉が赤くなった後、落ちてしまいます。

でもヒペリカムは葉が落ちません。
ということは、ヒペリカムは”紅葉”とは言わないのかもしれませんね。


季節を感じるこの頃です。
この仕事をしているからこそ、色んな自然に出会えます。


11月19日(土)

カーテン張り替え

ずいぶんお休みしていました。
すみません。

小関園芸はシクラメンシーズン。
一年で最も忙しい時期。

作業がいっぱいで、本当に時間がありません。


小関園芸の作業としては、まだ”葉組み”をしているのですが、
実は私は、今年数鉢しか”葉組み”をしていません。

私の仕事は、ヒイラギなどの出荷、水やり、その他雑用と、冬に向けた準備作業です。

あと今週から、シクラメンを買いにお客様が来始めました。
接客です。 これは疲れます。

何といっても気をつかうもので。
でも年に1ヶ月だけ、本当に”商売をしている”気分になれます。

毎年来ていただけるお客様と会話して、シクラメンを渡し、お金を頂く。
いつもの出荷では見えない”お客様”と会話する事は、本当に有意義な時間です。


さて、今日は私の仕事のひとつ”冬支度”です。
ハウスのカーテン張り替えをしました。

カーテンはカーテンでも、ハウスの屋根の下にあります。
寒い冬はこれを閉めて、暖房した空気を逃がさないようにします。



これが以前のカーテンです。
10年経ちました。 かなりくたびれています。
色も黒くなって、もう機能をしなくなってきています。



所々破れています。 これではカーテンの意味がありません。



カーテンを止めてあるクリップを外します。

で、カーテンを全て下ろします。



こんなにたくさん出ました。

下ろす作業をした後は、ホコリまみれになりました。
何といっても10年分のホコリが乗っていましたから。



新しいカーテンを乗せます。

”色”が違います。



またクリップで止めます。



反対側も止めます。



閉めてみます。



まあまあの仕上がりです。
とっても明るくなりました。

2日間かかりました。
ちなみにこの作業を業者にやってもらうと、うん万円かかります。

忙しい時期なので、本当は業者に頼んで、私はシクラメンの相手をしていたいのですが、
こんなご時世なので、仕方がないですね。

疲れました。

体力仕事です。
ずっと上を向いていて、首は痛くなるし、腕もパンパンです。


暗くなったら仕事を止めて、焼酎飲んで、風呂に入って寝てしまいたいところですが、
そうもいかないのがこの仕事。

シクラメンシーズンとはいえ、事務仕事はちゃんとあります。

体力的にも精神的にもきつい時期です。


11月21日(月)

暖房機の掃除終了

今日も冬支度ネタでいきます。

先週からやっていた”暖房機”の掃除が、今日終わりました。


ハウスの横のビニールを下ろしました。

上のカーテンも張り替えました。

あとは暖房機です。 その名の通り、ハウスを暖房します。

小関園芸のは、重油を燃やして空気を暖め、その空気をハウスに送ります。



こんな具合に開けて掃除です。



こんなパーツが入っています。
去年の汚れがたっぷり付いていました。
全てきれいに掃除します。(油で)



反対側はこんな具合に開きます。 ススがたまるので、きれいに掃き出します。



作業は完全防備です。何も付けずにやると、顔、体から鼻の穴まで”スス”で真っ黒になります。

大変な作業です。
ちなみに作業しているのは、研修生の鷹見君です。 ご苦労様…


途中色々あって中断もしましたが、全5台終了しました。

これでほとんどの”冬支度”が終わりました。

今朝の最低気温は−1℃でした。
今年は重油も高騰しています。

無駄なく重油を燃やして、なるべく熱を逃がさない。
節約のためにはとっても大事な作業です。

さあ、これでシクラメンの出荷作業に入れます!


11月23日(水)

シクラメンの出荷開始!

ミニシクラメンに続いて、5号シクラメンの出荷が始まりました。



出荷先は、まずは地元がほとんどです。



1年の集大成です。
最後まで気が抜けません。


このところ旬のページの更新が出来ません。

いつもは”ネタ探し”に苦労するのですが、今はその反対。

”ネタ”はいっぱいあるのですが、更新する時間がないです。

出来るだけ更新していきたいと思います。


11月24日(木)

シクラメンの種まき@

昨日、シクラメン出荷の話をしたばっかりなのですが、
今日は種まきの話題です。




???



不思議です…



そう、シクラメン作りは1年がかり。
出荷しながら来年用の種まきをしなければならないのです。


小関園芸が特に力を入れている”シクラメン”。

旬のページを日記風にしたついでに、シクラメンの成長日記もこちらで紹介していきたいです。


というわけで、今日は種まき。 最初の一歩です。


種はほとんど、小関園芸で採ります。
去年の花、それ以前の花から採った”種”を、冷蔵庫で保存しておきました。

ちょっとだけ、新しい品種を”種苗業者”から買います。



そして種まきの準備です。

実際種まきは1日でやってしまうのですが、準備が大変です。

2〜3日かかります。



これが種を播く”箱”です。 木の箱で古くから使われている方法です。


この箱は数年使います。
去年使って洗ってありますが、雑菌が付いています。

ですから消毒します。

人によっては薬品で消毒するのですが、



小関園芸はこの器械で消毒します。

”蒸気消毒器”です。 その名の通り”水蒸気”で消毒します。



こんなかんじに”木箱”を積み上げます。



ビニールで覆います。



スイッチ ON!

蒸気が出てきました。



写真では分からないですが、当然暑いです。

冬場の蒸気消毒はあたたかくていいのですが、夏は大変です。


蒸気消毒は1時間くらいかかるので、その間に他の仕事をします。



木箱を並べる所を作ります。

シクラメンの苗は雑菌に弱いので、きれいに洗い流し、消毒します。



今回は新品のシートを敷きます。

これで場所作りは完了です。


次は”土作り”です。 土は大切です。



こちらも雑菌が入らないように混ぜます。

当然シートは消毒済みですし、作業する”手”もきれいに洗います。



木箱に土を入れていきます。



きれいに入れました。



並べていきます。

この後水をかけ、種を播く”穴”を開けて準備完了です。


ようやく”種”の準備です。



きれいな”カップ”の中に種を入れます。

小関園芸では約50種類のシクラメンを作ります。

花の色や形だけでなく、花の大きさ、花が咲く時期によっても種類が違います。

小関園芸オリジナルの品種もあるので、50種類全て分かるのは私だけです。


小関園芸では、年間約9000鉢のシクラメンを生産します。
これはシクラメン生産者としては少ない方だと思います。

多い生産者は3万や5万鉢も生産します。


でも5000鉢生産しようが、5万鉢生産しようが、お客様が求める限り
品種はたくさん作らなければなりません。


ですから、たった100鉢しか作らない品種もあります。 生産コストは”大”です。
自分で種を採っている以上、仕方のない事です。



さて、こちらも消毒。 消毒剤をカップに入れて、しばらく置きます。



浮いてきた種は手で沈めます。

その後水で洗い、一晩水に浸しておきます。



さあ明日は種まきです。 一気に終わらせます!


11月25日(金)

シクラメンの種まきA 本番

いよいよ種まきです。

種まきの説明はすぐ終わってしまいそうなので、準備の続きを少し。




土を入れた箱を並べましたね。

そこにたっぷりと水を与えます。

次に、種を入れる穴を開けます。



こんなマシーンを使います。



土に”ぐっ”と押し当てると…



穴が開きます。
126個の穴が開きます。


そしてようやく種まきとなります。

準備しておいた種を、



播きます。 ちゃんと穴に入らなかった時は、ピンセットで入れ直します。



全部入りました。



ラベルを付けて並べ直します。



土をかけます。 覆土といいます。

結局今日はここまでしか出来ませんでした。
でも、ほとんど終わったようなものです。

明日最後の作業をします。


11月26日(土)

シクラメンの種まきB 終了

3日目にして終了です。



全部に覆土したら、箱の下から水が出るくらいたっぷり水を与えます。



積み上げます。



空いた箱でフタをします。



最後に黒いビニールを被せて終了です。

40日くらいで”芽”が出てきます。

”芽”が出てきた頃にまた報告します。


11月30日(水)

豊明花き品評会で金賞受賞しました!

今日、愛知県の豊明花き且s場で、鉢花の品評会が行われました。
毎年シクラメンを中心に、全国トップレベルの鉢花が集合します。

小関園芸もここ3年くらい出品していました。

そして今年、初めて”金賞”を受賞しました!



見に行ってきたのですが、驚きました。

”銀賞”までは受賞したことがあったのですが…



数日前、出荷する時の写真です。



一番良いところを集めたのですが、自分でもきれいだと思います。



色んな人が見に来ています。

当然誰でも取れる賞ではないですし、とてもうれしいです。


これも色んな人のおかげだと思い、感謝しております。
ありがとうございました。


(載せて欲しくない時はそのように書いてください)


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