旬のページ:2002年8/9月

ヘチマ
ウリ科/属不明
1年草
学名:Luffa cylindrica
別名:
とうり
原産地:熱帯アジア

今年の夏はとても暑く、色んなところで記録的な暑さだというニュースを耳にします。
小関園芸のある岐阜県坂祝町も例外ではなく、暑い毎日を過ごしています。

こんな中でも元気に成長する植物があります。”ヘチマ”です。



”ヘチマ”は熱帯アジア原産で、日本各地で栽培される一年生つる植物です。
”ヘチマ”の名前は、別名の”とうり”から昔のイロハで、”ト”が”ヘ”と”チ”のま(間)
であるところからきているという、笑い話のような本当の話らしいです。
夏から秋にかけて開花し、花の大きさは5〜10cm。
果実はご存じのようなもので、長さ30〜60cmですが、”ナガヘチマ”という品種は
長さが1〜2mになるものもあるといいます。

ヘチマは雌雄同株といって、雄花と雌花を一つの株に別々で咲かせます。



この写真の左側が雄花のつぼみ、右側が雌花のつぼみです。
それぞれが変わった形をしていますね。

それぞれの課程を見てみましょう。

 

雄花のつぼみです。いくつかが総になって付いていて、
ひとつひとつが開花します。



雄花です。意外(?)にきれいですよね。

次に雌花です。



はじめは小さな突起状のつぼみが現れます。



大きくなってくると、先が膨らんできます。



先が割れて、色が見えてきました。



開花です。雄花とほとんど違いがなく、見分けが付きにくいのですが、
当然中心が違います。



受粉後、花はしぼみ根本が大きくなってきます。



かなり大きくなってきました。(曲がっていますが)



それらしい形になってきました。



できあがりです。

受粉の所をとばしていますが、受粉は主に虫が行うようです。
ハチなどが花の周りを飛び交っていました。
確かにこの暑い中、こんなに元気に咲いている花は他にはあまりないですから。

 

このヘチマですが、趣味で育てているわけではありません。
小関園芸のある岐阜県加茂郡坂祝町では、農業婦人クラブという団体で
ヘチマ化粧水を作って販売しています。
ヘチマの樹液が化粧水になるということは結構有名で、
全国の他の地区や団体、農家などで化粧水を売り出しているところもあります。
昔乾燥させたヘチマの実でタワシを作った記憶がありますが、
他にもこんなメリットがあったとは。

実はこの写真を撮るとき、雌花を探すのにとても苦労しました。
雄花はどこにでもあるのですが、雌花がなかなか見つかりません。
見分けが付きにくいのも確かですが、数を比較すると雌花がとても少ないのに気付きます。
それでもたくさん実を付けるということは、雌花がとても強いのでしょうか?

まるで現代の女性のように、強く綺麗に咲いています。




    

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